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東京考察 (執筆中)

作: pitchs

陳腐なレトリックだけど今日も相変わらず東京は人が多かった。耐性だか免疫だか抗体だか知らないけれどでも確かに昔より感慨は減っていた。新宿駅で電車を降りるときに昔の知り合いとすれ違った気がした。とても良く似ていた。人混みに流されてしばらくしてからありがちで嫌になるけど僕はなんとなくメールをしてみた。だけどもう僕の携帯メモリに登録してあったアドレスは使われていなかった。乗り継いで阿佐ヶ谷で降りる。眼鏡を外してみたら、僕の視力は僕が思っていたよりだいぶ低下しているらしくて、夕方の駅前の風景はほとんど何も見えなかった。という事で眼鏡をかけ直す。アーケードを歩いてみる。ブックオフで1000円札を10枚使ってみる。100円だとしたら100枚で10円だったら100枚だ。昔だったらで缶ジュースが100本買えたわけだ。でも今でもガムなら100個買える。容赦なく僕のお金は僕の手元から消える。飛んで行く。鳥みたく。考えてみる。ならば僕は籠だったのだろうか。僕は何を閉じ込めているのか。とにかく僕は買い物をした。結果的に衝動的に。荷物が物理的に増えた。荷物を抱えて僕は一人でご飯も食べた。僕は一人で外食するのがけっこう好きだ。深夜のファミレスは何故かやたらと不自然なほどに2人組が多い。僕はそんな風景を一人でご飯を食べながら見てた。食べ終わった後もコーヒーをおかわりしながらステイしていた。案の定一人で食べているのは僕くらいなもんで、僕はそういう隔絶されたような雰囲気が嫌いではない。僕は意外と人目を気にするので地元だとこんな事は決してしないんだけど(一人で行動する事が異常だというような価値観が土地柄的にあるらしいので)、東京だったら全然そんなの関係ねぇ。なぜなら知り合いに会う確率は非常に低いし。会ったら会ったで、価値観の多様性が暗黙の了解の土地柄的に僕より変な人なんてたくさん居るし(たぶん)僕はその偶然は嬉しく思うし。それは僕が東京が好きな理由の多くを占めている。だって僕は不必要な責任を背負いたくはない。そして僕は推論してみた。
「何故深夜のファミレスは老若男女問わず2人組が多いのか。」
たぶん多くの2人組は話すべき事が在るのだと思う。会話によるコミュニケーションに重きを置いている人達なのだと思う。そしてその内容は当人達にとってはとても大事な事なのだろうと思う。善くも悪くも。
2人ならバランスをとり易いしシンプルだ。1対1だ。しかし3人以上になると、一人当たりの会話する必要性や責任が減るのだと思う。おそらく物理的に。一定量の荷物を3人で運んだ方が一人当たりの分担が減るように。赤信号をみんなで渡ったら恐怖が分担されるように、まず渡る必要性と自分が本当に渡りたいのかどうかについて思考停止しているように。善くも悪くも。
そして3本の矢のように精神的に強くなって、アウトドアに向かうのだろう。例えばカラオケなど会話の必要性や責任が減る場所へ繰り出すのだと思う。「話し合うべき事の不在」うまく言えないのだけれど、僕はその仕組みというか心理がわかる気がする。その応用的な縮図みたいなものが僕の中には昔から確実にある。

僕が3人以上で行動する事が苦手なのもそんな事が関係しているのかもしれない。おそらく僕は点が3つあったら正三角形を作りたい性癖があって、そして正三角形を作る能力がないのだ。等距離でコミュニケートしたいんだろうなと思う。だから2人で、2つの点で線を作る。どっちからはかっても距離は同じにならざるを得ない。そういうふうに世界を1対1でしか考えられないのだ。期待も責任も役割も50%分担だ。
だから親友も恋人もたった一人居たらもう僕の中で世界が成立しちゃう訳だ。それで良い面もあるのだが、その悪い点もある。今以上人間関係が広がらない事だ。おざなりになってしまう。だから僕には友達や恋人を作る為の努力がほぼ皆無なのだと思う。
僕は高校時代に親友を獲得した。勿論面と向かっては言えないけれど、僕の中で大事件だったし、確実に獲得した。誰が何と言おうと。だからそれ
以降に出会った人は、僕に対してとっつきにくいやつだなーと思ったはずだ。なぜなら僕はあらゆる場所で孤独で居ても、帰る場所が1つ、でも確実にある事による安心感でそんな事はどうでもよくなる。だから斜に構えてしまう。経験則的に多くの人が重きを置いている、いわゆるその場所で生きて行く為の、強く言うならその為だけのコミュニケートを、僕は笑って放棄できるのだ。皆がそこで生きて行く為に右にいくところを、僕は一人で左に行けるのだ。簡単に。何故なら確実な場所を1つ持っているから。

※この小説(ノベル)"東京考察"の著作権はpitchsさんに属します。

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