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約束は秋にて (執筆中)

作: Loxo Evease

 改札をぬけるともう神埼寛子はすでに時計台の下にいた。
駅前の広場には落ち葉がつもり、街灯がぼんやり差している。
祐介ははやる気持ちをおさえながらゆっくりと寛子に近づいた。

ここに来るまでの電車の中で祐介は考えていた。
「…数年間、連絡も途絶えようやく忘れられたのに頃だったのになぜ突然会いたいだなんて電話をよこしたのだろうか。」
あの頃のことを考えると突然、寛子に別れをつげられ
仕事を手につかず何もかもを投げ出したくなった数カ月を思いだし
少し胸が痛くなったような気がした。

「もしかして寛子はもう一度やりなおしたいのかもしれない。」
そうゆう結論にいたるまでそう時間はかからなかった。
「理由もつげずに去っていって散々、俺を苦しめたくせに今更・・・」
もう二度とあんな苦しみを味わうのはごめんだった。
あれから数年が経ち、やっと彼女に対しての諦めがついたころだったのに・・・。

もし万が一「やり直したい」と言われても断ろうと思った。
だけど、もし本当に言われたら断れる自信はまったくなかった。
…少なくてもあの頃の祐介にとって
寛子の存在はこの世の全てだったから。




 最初にかける言葉はなんにしよう。
言いたいことは沢山あったし、聞きたいことも数え切れないほどある。
だからこそ何ていって声をかけたらいいのか分からなかった。
改札をぬけて数メートル歩くと寛子はこっちに気付いたようだった。
それから声が届く距離ぐらいまで近づくと
彼女は少し頬笑み、小さく会釈した。

すると、ちょっど次の瞬間、
地面がとつぜん崩れ落ち、視界が真っ白になった。


________________2______

気がつくと祐介はベッドの中にいた。
自分の家ではなかった。だけど見慣れた風景だった。
そう。まだ寛子と祐介が恋人同士だったあの頃、胸を躍らせて
毎日のように遊びにきていた寛子の家のベッドで寝ていた。
「あれ…なんだ俺は…どうして・・・」
突然、不思議なことがおこり、少しだけ祐介は混乱していたが
そのわりには妙に冷静で、それどころか少し懐かしさすら覚えていた。
・・・ガチャッ・・・・・・

玄関から入ってきたのは、寛子だった。
手にビニール袋をさげて、おそらくコンビニにでも行ってたのだろう。
 「あっ祐介、起きたんだ。おはよー。」
数秒、間をおいてから俺は弱々しく表情がないような返事をした。
「・・・ああ。」


※この小説(ノベル)"約束は秋にて"の著作権はLoxo Eveaseさんに属します。

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