小説(ノベル)
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話のかみ合わない会話を聞きながら、ヴェルノは多分ヨウの言葉の方が真実だろうなと感じていた。一連のやり取りが終わって落ち着いたところで彼は改めてヨウに質問をする。
「で、何しに来たのさ」
「実はな……」
「あーッ!私の話が先っ!」
この質問にヨウが答えかけたその時、何を焦ったのかいつきが話に割り込んで来た。この突然の行動に圧倒された彼は思わず彼女に話の主導権を譲る。
「わ、分かっただよ……。一体何の話だべ」
「忍者さんは妖怪退治がお仕事なんだよね?」
「ああ、そうだべ」
いつきはまずヨウに忍者の仕事の確認をする。改めて聞かれた彼は素直にその質問に答えた。その言葉を聞いてうんうんと頷いたいつきは改めてヨウに質問をする。
「悪魔退治もやってる?」
「悪魔って何事だべ?」
彼女の口から語られた悪魔という言葉にただ事ではない何かを感じたヨウは思わず聞き返した。この質問に彼女は素直にそう聞いた理由を彼に話す。
「実は私達、悪魔に狙われてるの」
「そ、それは一大事だべ!よく無事だったべな」
いつきの口から語られた真実に対し、ヨウはその言葉を何ひとつ疑う事なく受け入れる。
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