小説(ノベル)
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どうやらこうなってしまったのはさっきのいつきの曲芸飛行のせいらしい。星空を見るために偶然ベランダに出て来ていた雪乃は、空を飛ぶいつきの姿をUFOと勘違いしてそのまま追跡して校庭に辿り着いたのだと。
彼女は普段インドア派で運動もそんなに得意ではない。
けれど、興味を持った事のためならリミッターを解除してどこまでも突っ走る事が出来ると言うオタク的体質もまた備わっていた。
この緊急事態に対していつきはヴェルノに強い口調で文句を言った。
「べるの、装置うまく動いてないじゃないの!」
「稼働する前に見られていたらそりゃその子に効果は出ないよ」
「あ、そうか……。えへへ……」
ヴェルノの答えに素直に納得したいつきは、目の前の不思議がる雪乃に対してただ愛想笑いをするしかなかった。もうどうしたらいいのこれェ。
※この小説(ノベル)"魔法少女いつき"の著作権はにゃべ♪さんに属します。
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