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小説(ノベル)

ある鉄の記憶 (完結作品)

作:五嶋雄大 / カテゴリ:ファンタジー / 投稿日:'15年8月5日 02:20
ページ数:5ページ / 表示回数:回 / 総合評価:0 / コメント:0件

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ある鉄の記憶

 とある場所の、とある時。
くず鉄はほとんどの部品をいつの間にか落として、大事な大事な磁石を身につけていた。

静かな静かな静かな悠久の自転と公転。

…最後のネジが。

目の前にボクと一緒にネジを落とすくず鉄がいた。
好奇心は口を開く。

「「ボクはくず鉄。キミは?」」

「「ボクはただのくず鉄だよ。綺麗でもない。すごくもない。なんだかかっこよくもない。」」

「「でも、この磁石は今まで誰も持ってなかったよ。宝物なんだ。」

「「へぇ、素敵な磁石だね。」」

ギギギギギ

ガチャガチャ

くず鉄は動き出す。

「はじめてボクを褒められたよ。」

「この錆、すごく深いね。いつからなの?」

「さぁわからない。綺麗な人形と会った頃にはもう錆びついてたよ。」

「このシールは?」

「あぁ。すごい飛行機の博物館でつけたんだよ。」

「なんで憧れの針金を落としたの?」

「かっこいいビルを見上げた時につい。」

「好奇心とはうまくやってこれたかい?」

「うん。まあまあ。」

「じゃあ、これからは?」

「これから?」

「ボクはどうするんだよ。もう話し相手もいなさそうだよ。」

「そうだなぁ。新しい歯車でも見つけに行こうかな。」

「そうなんだ。なんだかすごいね」

「ボクが?」

「なんだかかっこいいし、この錆も綺麗だよ」

「…そうかもね」

「もう行くの?」

「うん」

「また会える?」

「ボクからもお願いしたいよ」



ガチャガチャガチャガチャン

※この小説(ノベル)"ある鉄の記憶"の著作権は五嶋雄大さんに属します。

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