携帯版 歌詞GET

みんなの歌詞GET   ようこそ ゲスト さん   メンバー登録(無料)   ログイン  

投稿した小説(ノベル)にコメントがもらえるコミュニティ

小説(ノベル)

Better-Days (執筆中)

作:有坂 結捺 / カテゴリ:恋愛 / 投稿日:'09年8月24日 07:54
ページ数:2ページ / 表示回数:回 / 総合評価:0 / コメント:0件

[広告]

Prologue



春風を感じながら、桜並木を歩く彼女。


手には多彩な花束が握られていた。


「綺麗なところでよかったね、凛々ちゃん。」


彼女は町外れの墓地に着いた。
そして、静かで暗い墓地の中で一際、鮮やかに飾られたお墓の前に彼女は語りかけた。


「俊也もね、病状も安定して明日、結婚式あげるの。本当は凛々ちゃんにも、出てほしかったな。・・・ってごめんね。凛々さんが1番憧れてたのにね。」


彼女は少し申し訳けなさそうに言った。墓の主は『椿木凛々子』。周絵の高校時代の友人で、心臓病で5年前にこの世を去った。


「周絵ちゃん?」


彼女に声をかけたのは、小説家『萩原空』であった。


「空先輩。あっ、凛々さんに挨拶しようと思って。」

「あぁ、周絵ちゃん。結婚式明日だったね。」


周絵と呼ばれる彼女、『幸村周絵』。空の後輩にあたり、明日。念願の結婚式をあげ『岡本周絵』となるのだ。


「空先輩も明羅ちゃんも出席してもらえて嬉しいです。」


周絵は花束を花瓶に移しながら呟いた。


「いやいや、凛々子も天国から祝ってくれる。しかし、大地が出席できなくて悪いね。あいつ、今だに凛々子が死んだことを受け入れられないんだ。」


空は残念そうに言った。


「ちーちゃん。」

「ぉっ、明ちゃん。もぅ、お喋りできるよーになったの?」


周絵は空の背後から顔を出す5歳ぐらいの少女に気付いた。


「ちーちゃん。結婚おめでとう。」


「ありがとう?明ちゃん。」


周絵は手を広げて近寄る少女『柊明羅』を抱き上げた。


「きゃはは。ちーちゃん。明羅もしょーがくせーになるんだよ。」


「早いなぁ。あたしも子供欲しくなっちゃったな。明ちゃんぐらいの可愛い女の子。」


周絵はグルグルと抱き上げた明羅を回しながら空に言った。


「俊也も頑張らないとな。あんまり、無理させるなよ。」


呆れた様子で空は言った。


「わかってますよぉ。凛々さんのお陰で、俊也が元気になったんだからさ。」

周絵は明羅を地面に下ろし、切なそうに墓を見た。


「もぅ、思い出になりかかってる。凛々さんのこと。」


周絵の一言で沈黙がはしった。


「思い出でいいよ。凛々子が生きていたことを忘れなかったら、そうしないと大地みたいになる。」


空は周絵の肩に手をあてた。


「気づくのが遅かった。俊也のドナーになったのも自分がもう長くないって知っていたからだ。お前たちの未来を切り開いたんだ、幸せになれよ。お前だって、辛い思いをしてきたんだからな。」


「うん。」



周絵はコクりとうなづいた。


彼女らの物語はまだ、凛々子が生きていた頃に遡る。


周絵と俊也のせつなき恋の物語。



※この小説(ノベル)"Better-Days"の著作権は有坂 結捺さんに属します。

この小説(ノベル)の評価
評価項目評価数
合計 0
[広告]

この小説(ノベル)のURLとリンクタグ

この小説(ノベル)のURL:
この小説(ノベル)のリンクタグ:

コメントを書く

登録済みのユーザーは ログイン してください。
登録済みでない方は 新規登録 してください。

新規メンバー登録(無料)
第4回みんなのライトノベルコンテスト「しまのわライトノベルコンテスト」
  • 公式サークル みんなの歌詞
  • 公式サークル みんなの詩(ポエム)
  • 公式サークル みんなの小説(ノベル)
  • 公式サークル みんなのイラスト
  • 公式サークル みんなの写真(フォト)

ランキング

※ここでは2018年5月17日のデイリー表示回数ランキングを表示しています。※同順位者が多すぎる場合はすべてを表示しきれない場合があります。

サポートサイト

J@P