携帯版 歌詞GET

みんなの歌詞GET   ようこそ ゲスト さん   メンバー登録(無料)   ログイン  

投稿した小説(ノベル)にコメントがもらえるコミュニティ

小説(ノベル)

戦鬼 (執筆中)

作:ちと / カテゴリ:冒険/アクション / 投稿日:'09年8月9日 20:57
ページ数:1ページ / 表示回数:回 / 総合評価:0 / コメント:0件

[広告]

違和。

空は普遍的なもの。
広く、大きく、変わらずに。

いつも、そこにある。


*


青栄学園は、6年生の国立教育機関である。
将来、国のために働く有能な人材を育成するためにつくられたこの学園は、その名目通り、極めて優秀な生徒を世に多く送り出している。

例えば、隣国イシュタンブールとパラエとの関係修復に尽力している日本人外交官、斉木イズキは、青栄学園第54年度の普通科卒業生であるし、現国王の絶大な信頼を得ている側近、ライナス・エンユールは、青栄学園第60年度の武闘科卒業生である。
そしてさらに、イシュタンブール国王の寵愛を受ける世界的ピアニスト、櫻木ななきや、国王専属舞姫、遠藤エリスなんかも青栄学園第66年度の音楽科卒業生だったりする。

このほかにも、青栄学園卒業生たちは、日本国内にとどまらず、三国大陸全土で活躍している。

しかしそんな名門校なだけあって、さすがに入学資格は厳しい。
曰く、学力優秀な者、運動能力の優れた者、音楽的才能のある者、である。

つまり、ここは世間一般に「天才」と呼ばれる、一部の選ばれた者だけが入学できる超難関学校なのだ。


*


「夢だったの?」
「夢だった」

澄んだ青い瞳に、艶やかな黒髪の持ち主、春日あいは、ため息まじりで頷いた。

「すっごいリアルだった。目、覚めた瞬間『それは無いでしょ』って思わず」
「・・・タチ悪い夢ね」
「ほんと。信じらんない。あれが夢なんて」
「でも、夢だったんでしょ?」
「うん。夢だった」

ぱくりと卵焼きに食いつきながら応えるあいを、呆れたように見て、青柳ナツコはがっくりとうなだれた。

「あんたは・・・その夢、心配じゃないの?」
「なんで?ただの夢だよ」

始めは僅かながらも不安な様子だったのだが、ナツコに話したことでその不安もすっかり消えたらしい。暢気に弁当を食べている。

「あい、あんた知らないの!?」
「ふあひぃ?」
「だからっ!!・・ほら、あの噂よ」

立ち上がりそうな勢いだったナツコは、自分たちが教室に居ることを思い出したのか、周りの視線を集めていることに気づいて急に声を潜めた。

しかし、あいはその『噂』に思い当たることがない。

んんー?と首を傾げると、すっと手が伸びてきた。

「ああ、夢が現実になるっていう?」
「へ?」
「生徒会長!?」

二人のすぐ傍に、長身の男二人が立っていた。
黒髪の青年が、あいの顔に伸ばした手を自分の口元に持っていき、ぱくりと食べた。

「ついてた」

その一言で、あいはようやく無表情なその人が何をしたか理解した。

つまり、自分の口元についていただろう何かを、とって、そのまま食べてしまったのだ。

「な、にを・・・」









※この小説(ノベル)"戦鬼"の著作権はちとさんに属します。

この小説(ノベル)の評価
評価項目評価数
合計 0
[広告]

この小説(ノベル)のURLとリンクタグ

この小説(ノベル)のURL:
この小説(ノベル)のリンクタグ:

コメントを書く

登録済みのユーザーは ログイン してください。
登録済みでない方は 新規登録 してください。

新規メンバー登録(無料)
第4回みんなのライトノベルコンテスト「しまのわライトノベルコンテスト」
  • 公式サークル みんなの歌詞
  • 公式サークル みんなの詩(ポエム)
  • 公式サークル みんなの小説(ノベル)
  • 公式サークル みんなのイラスト
  • 公式サークル みんなの写真(フォト)

ランキング

※ここでは2018年5月17日のデイリー表示回数ランキングを表示しています。※同順位者が多すぎる場合はすべてを表示しきれない場合があります。

サポートサイト

J@P