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小説(ノベル)

儚夢、現となり幻想郷 (執筆中)

作:東雲 封 / カテゴリ:ファンタジー / 投稿日:'09年6月21日 17:32
ページ数:6ページ / 表示回数:2回 / 総合評価:0 / コメント:0件

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其の二 「自分の所為」

東夜があんな風に獣を殺したのは自分の所為、だから自分はそれを償わなければならない、決して許されないことだとしても。

許してくれるとしても、甘えてはいけない。

自分でも、許してはもらえないと、そう思う。

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「はぁ?稽古を・・・私にですか?」

まだ昼とは呼べないがもう朝早くは無い時間帯、そんな時間に東夜は咲夜さんと共にこの屋敷の門番であるほ紅 美鈴(ほん めいりん)のところにきていた。
始めは稽古をつけて欲しいという要望に意味が分からないような顔をして聞き返してくる、そりゃいきなり言われたら意味分からないよな。

「だから・・・・体術の稽古をつけて欲しいんです、ここでは体術でもっともとすぐれているのは美鈴さんだと聞いたんで」

『名前で呼ばれた・・・久しぶり・・・』

何故か感動している彼女を不思議に思いながら話を進める。

「で?・・・どうですか?嫌なら断ってもらっても―」

「分かりました!私が教えて差し上げましょう!」

突然声を大きくしていった彼女に少しびっくりする東夜、何あれ良いみたいなので別に良いのだが・・・。

「で・・・・基本的に最初は何するんですか?」

「まぁ最初は体力作りですよ、この紅魔館を私と一緒に20周ほど走ってもらいます」

「まぁなんて事ありませんよ、たぶん5キロくらいだと思いますし」

人間のままだったら辛いけど・・・まぁ今なら大丈夫かな?

「それじゃ、私についてきてください」

そう言うと踵を返して走り出す、それの後を追って東夜も走り出す、この後、軽く見ていた事を心のそこから後悔することとなる。



「・・・・・・・・・・・・・・・・死ぬ」

なんとか20週走りきった東夜だったが5キロ?嫌、20キロはあったんじゃないか?5キロとか言う長さじゃなかった。

「んー、体力は中々ありますねー、この20週を走りきるなんて」

と、そう言う本人は笑いながら言う、多少汗はかいているがまるで少し体を動かした中学生の様だ、自分はもう汗だくで立つことすら間もならないと言うのに。

「これなら体力を作る必要ありませんね・・・・今日は無理そうですね・・まぁ明日から基本動作などを教えて行きますから、時間が空いたら着てください」

「・・・・・了解」

なんとか声を出して答える東夜、その後東夜は20分ほどずっと倒れていたという。

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もう日も夕焼けになってきた頃、東夜はパチュリーに呼ばれて図書館を訪れる、何の用事なのかはよく分からないか大事な用事だとの事で早めに来て欲しいのこと、実質まだ体がだるいからかんべんしてほしいのだが。

「おーい、パチュリー、入るぞ」

そう言って図書館の扉をあける、あけたって図書館は
広いから着替え中にあってしまうなんて事故はまぁまず無いであろう。

相変わらず広い図書館に少しの苛立ちを覚えながらパチュリーがいつも座って本を読んでいるらしい場所へ向かう、案の定そこに彼女は居た。

「パチュリー、大事な用事って何だ?」

そう言うと今まで気が付いていなかったのだろうか?本から顔を上げて東夜の顔を確認すると本を閉じる、そして机の上に置いてあった2つの指輪を取る。

「今から東夜、あなたと魔力契約をするわよ」

「まず説明からだ」

説明も聞かないとやるとろくな事にならないのは分かってる。

「・・・簡単に言えば私の魔力を東夜に分け与えるって事、私の意志によって魔力ほとんどを東夜に流し込むことも可能になるわ、それに、私と東夜が2人揃っていれば魔力が増大する事もあるのよ」

「・・・要するに俺とパチュリーの・・・嫌、パチュリーの魔力を俺にコピーするってわけか?」

「そうね、これを行っても私の魔力自身は変わらないし」

なんて便利な契約だ・・・。

「とりあえずこの指輪をしてちょうだい、別にどこでも良いけど出来れば利き腕じゃないほうが良いわね、下手して壊したら魔力が暴走する危険性があるのよ」

「了解」

そう言われた通り左手の中指に指輪をはめる、こおで薬指にはめたら面白いのだろうか?

「はめたわね?それじゃ、今から契約の儀式に入るわよ」

そう言ってパチュリーは何か東夜には意味の分からない言葉?のような呪文の様なものを呟いて2人の周りが光に包まれる、それに飲み込まれたかのように光が中心に圧縮、指輪をはめた左手に違和感を感じて見る、そこには何か紋章のような物が刻まれていた、パチュリーも同様、同じものが刻まれていた。

「・・・これで完了・・・・か?」

そう聞くとパチュリーはコクリと頷いた、確かに彼女の力が与えられているのだろうか?火、水、様々な属性を持ったのか手のひらに出すことが出来る、もっとうまく使えばかなり強くなるのではないのだろうか?

「にしても・・・・ごめんな、俺がこっちに来た所為で色々世話かけて」

そう言って笑う、何故かその笑みが私には辛かった、本当は自分のせいなのに、そう思うと、私は自分の思いを止められなかった。

「・・・私の所為なのに、どうしてそうやって笑顔で言えるの?本当は思ってないかしら?付いてくるんじゃなかった、私と会わなければよかったって」

「何を・・・・・」

突然何か場爆発したように言葉を発するパチュリー、半年間等やは眠りについていたのだ、そして人ではなくなった、その東夜の幸せを崩したのは自分、そう考えると自分を責めずにはいられなかったのだろう、こうやって感情が爆発するのは当たり前だ。

100年・・・・そんな時を過ごしてきた彼女には半年なんてほんの少しの時間に変わりない、だが、東夜が関わっていたなら話は別だ。

いつ目を覚ますのか、もしかしたら覚まさないんじゃないのか、私の所為だ、私の所為だ・・・・。

そう思い続ければ半年でも人によって何年もの月日とも思えたかもしれない。

「やっぱり連れてくるんじゃなかった・・・!大人しく向こうで居ればよかったのに・・・・どうして付いてきたのよ!」

「どうしてって・・・お前・・・ッ!」

あれ?どうしてだろう?何で俺は付いてきたんだろうか?向こうの生活が退屈だったから?違う、それもあるけど・・・・たぶん、俺はたった数日の間だけど、少しだけでも、パチュリーに引かれ始めていたのかもしれない、今まででは女の子に世話は焼かなかったはずだ。

でも何故かパチュリーには色々とやってしまった。

ゆわゆる一目惚れって奴なのかもしれない、まだ決定的な考えには劣るが、その可能性が高い気がする、考えてみれば、パチュリーと離れたくなかっただけなのかもしれないな・・・・まだ、完全に好きではないのかも知れないけど・・・・。

「何でだと思う?」

何故か俺がパチュリーに聞いていた、それに対する答えも想像通りだった。

「あっちの世界が退屈だったから・・・でしょう?違う?」

「・・・半分くらいは正解だ、でも、決定的に違うことが1つある、嫌、1つ付け足すことがある」

東夜はパチュリーの目をまっすぐ見て、言う。

「お前と離れたくなかったから、もっと一緒に居たかったからだ」

何を言っているんだろう?自分自身をこんな目に合わせた張本人に、何を・・・・言っているんだろう?・・・。

「・・・・・・・・・」

無言で黙っていると不意に少し大きな手が自分の頭上に当てられる、その手の持ち主を見上げる、・・・・複雑だったけど、確かに笑っていた。

それを見ると、自分の中から押し寄せてくる感情を抑えきれなくなって。

今日くらいは・・・・今日くらい、甘えても罰は当たらないよね?こんな私を、東夜は許してくれた、この時、私の思いは変わった。

守っていこう・・・・じゃない、一緒に生きていこう、それが深い意味でも、そうでない意味でも、私はもう東夜と離れないんだと思った、それは向こうに迷い込んだ時から、もう決まっていたのかも知れない。

そして、今までこうやってすがることなんて無かったから知らなかった。

こうやって、甘えて、すがって、助けてもらう事が、暖かいなんて。

※この小説(ノベル)"儚夢、現となり幻想郷"の著作権は東雲 封さんに属します。

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