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坂の上(読みきり) (完結作品)

作:kotarou / カテゴリ:未分類 / 投稿日:'08年1月20日 00:37
ページ数:1ページ / 表示回数:7回 / 総合評価:0 / コメント:0件

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帰り道は坂だ。

坂も坂も坂で、上りがずっと続く。夕日にぶつかるくらい。
っと、それは言い過ぎかもしれないが、自転車をこぐ方にとってはそれくらいのきつさと充実感を与えてくれる。

坂を上って充実感を得るなんて人は殆どいないかもしれないけど、そうでもしないと毎日上っていられない。疲労の逃避が快感に変わるようなものだと思う。
マラソン選手が脳内で興奮物質をつくりだすみたいに。

むっとした空を覆う雲を見ながら坂を登っている。
ぜぇはぇとギリギリの呼吸を保つ肺に感謝をしつつ、体を斜めにし立ちこぎで戦いを挑む。

ん?だけど今日は何か変だ。
やっぱり変だ。雲が僕の周りを、、、つつんでる?
坂といっても、住宅地の坂だからもちろん山のように標高が高いはずもなくこんなことはありえない。
でも、実際僕の周りを包んでいる白いものは雲だ。
なんだ?
なんでだ?
おかしい。
自転車をこぐスピードを上げる。
ギアを軽いのから1つあげ、進む距離を数センチでもいいから長く長く。
ハアッハアッ。

心なしか息が上がるのも早い気がする。

なんなんだ。幻覚をみているのかもしれない。そんな事がしゅんと頭をよぎる。だけど、この脚の痛み、のどの苦しさ。まさか夢なはずがない。

ハァッハァッ。

太陽は見えない。だけど僕は太陽に向かって足を進める。
早く早くっ!
周りの家の気配が。世界が希薄になる気がする。
背中につめたいものが落ちる。
あともう少しっ。

光が見えてきた。
段々と光量をます一つの道にむかって。

眩しさに目をつむったその刹那。

目を開いた。
目を前に向けた。

飛んでるっ!?


それこそ、本当の夢だった。
気づいたときに僕は坂のてっぺんで大の字になっていた。
何が起きたのか、何があったのか。
そんなことはもうどうでもいい。だけど。
一つ言えることは、

その先にもう一つ坂があるってこと。


※この小説(ノベル)"坂の上(読みきり)"の著作権はkotarouさんに属します。

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